シナノエルシド（1996年生、母トミノロマン）
1996.05.06
シナノエルシド（1996年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のシナノリンボー（当時21歳）と交配したトミノロマンが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は富本 茂喜。戦績は、地方20戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は1999年のアラ系4歳以上C1。
経歴
デビュー前
1歳のとき、富本茂喜から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、主取によって円で落札された。同年、富本茂喜から「北海道10月市場アングロアラブ2歳」に上場され、主取によって円で落札された。
東美義厩舎（佐賀）へ入厩。
2歳（1998年）
7月27日、デビュー戦は吉田順治騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。馬体重は411kg。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。
3歳（1999年）
1月15日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から52kg増やして迎えた2戦目は、アラ系4歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。
1月30日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系4歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビクトリーノースに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
2月20日、中2週で迎えた4戦目は、アラ系4歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のノムラシズカに4馬身の差をつけて制した。
3月8日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系4歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハイエストグリーンに1馬身の差をつけて3勝目を奪取した。
3月20日、中1週で迎えた6戦目は、大垣敏夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。
4月24日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田順治騎手（5戦3勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に敗れた。
10月9日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、三井邦夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハクコウミネフジを捕まえ切れず、7馬身差の2着となった。
10月30日、中2週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカシノペガサスに2馬身半の差をつけて4勝目を手にした。
11月14日、中1週で迎えた10戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトウショウセンプーをハナ差振り切って制した。
12月13日、中3週で迎えた11戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トウショウセンプーにクビ差交わされて2着に甘んじた。
12月31日、中2週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハイエストグリーンを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って優勝
4歳（2000年）
1月16日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（8戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。
10月2日、約8か月半の休養明けで迎えた14戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（9戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ユーシュンライデンに半馬身交わされて2着に敗北した。
10月14日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（10戦5勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。
11月3日、中2週で迎えた16戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（11戦5勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。
11月18日、中1週で迎えた17戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（12戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
12月1日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したルビーノヒミツを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。
12月20日、中2週で迎えた19戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田順治騎手（13戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アイランドライデンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。
12月31日、中1週で迎えた20戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（14戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。