マラデボワ（2014年生、母クーリドフレイズ）

マラデボワ（2014年2月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「フランスのイチゴの品種の一つ」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時11歳）と交配したクーリドフレイズが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2017年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、大野富生によって1,350万円で落札された。

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

8月13日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月19日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

3歳（2017年）

3月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

4月16日、中4週で迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

6月25日、中9週で迎えた6戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

7月2日、連闘で迎えた7戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

8月24日、中7週で迎えた8戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のランニングクラウドをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の秋風賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

4歳（2018年）

10月16日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた10戦目は、赤津和希騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR川崎第1戦（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2十十一（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

5歳（2019年）

1月3日、中1週で迎えた14戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。