カーペンタリア（2019年生、母モシーン）

カーペンタリア（2019年5月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「オーストラリアの湾名。母馬の生産国より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時11歳）と交配したモシーンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額6,000万円（12万×500口）で一口馬主が募集された。

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

11月7日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2022年）

6月25日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るセキテイオーを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月3日、中9週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり17着に敗れた。

4歳（2023年）

2月4日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のホウオウプレミアをクビ差振り切って休養明け初戦を物にした。

4月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、4歳以上2勝クラスの石和特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上はD.レーン騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアドマイヤハレーをアタマ差振り切ってファンの高評価に応えた。

5月28日、中4週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月9日、約6か月半の休み明けで迎えた7戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの常総ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり最後はアドマイヤハレーと並んで8着同着となった。

5歳（2024年）

2月11日、中8週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの初音ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

3月16日、中4週で迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの豊橋ステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず12着に敗れた。