エクステンション（2001年生、母エリモエキスプレス）

エクステンション（2001年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「伸ばす、広げる」。毛色は栗毛。種牡馬のラムタラ（当時9歳）と交配したエリモエキスプレスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害2戦0勝、地方25戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の武庫川特別。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

3月7日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 雪/良）に出走。馬体重は538kg。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

3月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた3戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップピーチ賞（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のドリームアプローチに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2005年）

2月17日、約8か月半の休養明けで迎えた6戦目は、大和川特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたニューシーストリー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

3月6日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた9戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた10戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、アイリス賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキスミージェニーに1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

5月15日、中2週で迎えた11戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月22日、連闘で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。13着に敗れた。

7月13日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、藻川特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月9日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg絞って迎えた14戦目は、神崎川特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月7日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた15戦目は、名古屋チャレンジカップサテュロス賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカントリースタイルを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

5歳（2006年）

1月18日、中5週で迎えた16戦目は、武庫川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のリーディングアクトを半馬身振り切って3勝目をマークした。

1月29日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（9戦2勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（10戦2勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

3月4日、連闘で迎えた19戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

4月26日、中7週で迎えた20戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモエレエトワールに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月10日、中1週で迎えた21戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、円山川特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダイショウリュウを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた22戦目は、淀川特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた23戦目は、グリーンエコー笠形特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた24戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

10月26日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上A1二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小牧毅騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた27戦目は、フリーマーケット開催記念特別（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧毅騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた28戦目は、クリスマスキャンドル特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧毅騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

6歳（2007年）

1月4日、中1週で迎えた29戦目は、ビー&ハニー賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧毅騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上A2二（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧毅騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上A2一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた32戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、市川特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上A1二（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小牧毅騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた34戦目は、フリーマーケット開催記念特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧毅騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた35戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松本剛志騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上A2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は小牧毅騎手（8戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた37戦目は、猪名川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧毅騎手（9戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。