タイホウウンリュウ（1995年生、母レディラベンダー）

タイホウウンリュウ（1995年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時8歳）と交配したレディラベンダーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は出口宜己。戦績は、中央平地23戦3勝2着4回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

久恒久夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

9月7日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

11月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミナミノホルザントに9馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月21日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大西直宏騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

3歳（1998年）

1月11日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大西直宏騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、エルコンドルパサーに交わされて9馬身差の2着に敗北した。

2月15日、中4週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で大西直宏騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤマノセンプーを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月19日、中8週で迎えた7戦目は、4歳500万下の山藤賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大西直宏騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4歳（1999年）

4月18日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したミヤギブレーヴを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月8日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のヘンリーフォンテンに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6月5日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（7戦1勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月1日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた13戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、’99フェイスフルレイン特別（2）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

9月18日、中3週で迎えた14戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2000年）

4月30日、約6か月半の休み明けで迎えた17戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月25日、中7週で迎えた18戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

10月14日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、伸びてきたヒートザビート決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（5戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシャドーレイをハナ差振り切って断然の支持に応えた。

12月10日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の稲毛特別（中山ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（6戦2勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

6歳（2001年）

1月7日、中3週で迎えた22戦目は、D.ハリソン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた23戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

6月10日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の是政特別（東京ダート2100m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

11月26日、約5か月半の休み明けで迎えた25戦目は、田山信則騎手を鞍上に迎えて、長谷特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

12月29日、中4週で迎えた26戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。14着に敗れた。

7歳（2002年）

1月3日、連闘で迎えた27戦目は、ハンデ戦の白富士盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

1月28日、中3週で迎えた28戦目は、睦月特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。14着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた29戦目は、春月特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は田山信則騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた30戦目は、春駒特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田山信則騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。