キャッシュトライ（1985年生、母キャッシュマミー）

キャッシュトライ（1985年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラシンゲキ（当時8歳）と交配したキャッシュマミーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）嶋田牧場。戦績は、中央平地31戦1勝2着2回、地方21戦1勝。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

1月6日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月7日、中4週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

3月20日、中5週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた4戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は田村正光騎手（3戦0勝）。17頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるデュークプリンセスを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月16日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサクラサリーナスを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月17日、中4週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

4歳（1989年）

2月4日、中6週で迎えた11戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

2月11日、連闘で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月1日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、5歳以上400万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉一己騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳吉一己騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた15戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

8月12日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

9月10日、中3週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた17戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

10月8日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下の岩谷特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を披露し、4着に入った。

10月22日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下の土湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下の秋元湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原英幸騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタツミスプリンターにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

11月18日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上400万下の浄土平特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原英幸騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は徳吉一己騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

5歳（1990年）

1月14日、中5週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤原英幸騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は徳吉一己騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

8月5日、約5か月半の休養明けで迎えた26戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の米山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月19日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上500万下の越後特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下の葛飾特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下の土湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤原英幸騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

6歳（1991年）

1月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた32戦目は、福岡登騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた33戦目は、一般C2三（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福岡登騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月28日、中0週で迎えた34戦目は、一般C2四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で福岡登騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた35戦目は、一般C2四（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で福岡登騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた36戦目は、一般C2四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で福岡登騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた37戦目は、一般C2二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で福岡登騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。4着を確保した。

5月28日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で福岡登騎手（6戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた39戦目は、足柄特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で福岡登騎手（7戦0勝）。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた40戦目は、麻綿原特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で福岡登騎手（8戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月31日、中8週で迎えた41戦目は、小笠原義巳騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のリキニシキに半馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

9月14日、中1週で迎えた42戦目は、一般（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小笠原義巳騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた43戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小笠原義巳騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた44戦目は、一般（盛岡ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小笠原義巳騎手（3戦1勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた45戦目は、一般（盛岡ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小笠原義巳騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた46戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小笠原義巳騎手（5戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた47戦目は、一般（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で小笠原義巳騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

7歳（1992年）

1月6日、中2週で迎えた48戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で小笠原義巳騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月6日、約3か月の休み明けで迎えた49戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で小笠原義巳騎手（8戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた50戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で小笠原義巳騎手（9戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた51戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で小笠原義巳騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた52戦目は、佐々木陸男騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1420m 小雨/重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。