ファイアプルーフ（2015年生、母ビューティコマンダ）

ファイアプルーフ（2015年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「耐火性」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のケイムホーム（当時16歳）と交配したビューティコマンダが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は日本中央競馬会日高育成牧場。2020年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で3着に入った他、2020年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、犬塚悠治郎によって550.8万円で落札された。

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

6月17日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は498kg。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

7月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったトッカータにねじ伏せられてアタマ差の2着に惜敗した。

9月10日、中6週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で藤田菜七子騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月9日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で藤田菜七子騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田菜七子騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

3歳（2018年）

2月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（6戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（7戦0勝）。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

3月3日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを13番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3月31日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず12着に敗れた。

5月19日、中6週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウインリベロをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

7月8日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（8戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（9戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

10月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（5戦1勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

4歳（2019年）

3月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた17戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大江原圭騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

5月19日、中1週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大江原圭騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月7日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で大江原圭騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で大江原圭騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

10月19日、中2週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大江原圭騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大江原圭騎手（7戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のリセンティートに約11馬身の大差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

12月7日、中3週で迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で大江原圭騎手（8戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

5歳（2020年）

4月11日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で大江原圭騎手（9戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で大江原圭騎手（10戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

5月23日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で大江原圭騎手（11戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

8月1日、中9週で迎えた29戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は13戦連続で大江原圭騎手（12戦1勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

9月19日、中6週で迎えた30戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で大江原圭騎手（13戦1勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で大江原圭騎手（14戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で大江原圭騎手（15戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2021年）

3月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた33戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で大江原圭騎手（16戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた34戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で大江原圭騎手（17戦1勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。