メイショウシャガ（2017年生、母メイショウスズラン）

メイショウシャガ（2017年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+射干(アヤメ科の花の名)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキズナ（当時7歳）と交配したメイショウスズランが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

12月15日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

3歳（2020年）

3月21日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた3戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

5月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のヴィルトゥオーゾを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月30日、中3週で迎えた5戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

8月30日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた8戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

4歳（2021年）

3月20日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた11戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシュテルンシチーをクビ差振り切って2勝目をゲットした。

5月1日、中2週で迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの咲花特別（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

10月2日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小沢大仁騎手（1戦1勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた14戦目は、西谷凜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は角田大和騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

5歳（2022年）

4月30日、約6か月の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小沢大仁騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた17戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの中ノ岳特別（新潟ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

7月3日、中6週で迎えた18戦目は、小牧加矢太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に57kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月21日、中6週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/重）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小牧加矢太騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったグレートバローズから1馬身半差の2着となった。

9月19日、中3週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/重）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小牧加矢太騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアームストロングに約13馬身の大差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

2022年10月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。