ドクターパワー（1985年生、母トウフクシャルマン）

ドクターパワー（1985年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のクラウンドプリンス（当時16歳）と交配したトウフクシャルマンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）前野牧場。戦績は、中央平地11戦2勝。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

浜田光正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

4月2日、デビュー戦は溝橋秀吉騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は528kg。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で溝橋秀吉騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で溝橋秀吉騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

5月7日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で溝橋秀吉騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で溝橋秀吉騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で溝橋秀吉騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

6月25日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で溝橋秀吉騎手（6戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で溝橋秀吉騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイセイジンに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月24日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1800m 雨/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で溝橋秀吉騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた10戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブラボーコールを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月11日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の新涼特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は溝橋秀吉騎手（9戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。