ケイエムチケット（2000年生、母シンリサ）

ケイエムチケット（2000年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時10歳）と交配したシンリサが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）宝寄山牧場。戦績は、中央平地15戦0勝2着2回、地方11戦4勝2着1回。2003年の端午特別に勝利した他、2002年の日高門別川特別を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、宝寄山牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」と「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。同年、宝寄山牧場から「北海道11月市場サラブレッド1歳」に上場され、林正夫によって367.5万円で落札された。

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

6月26日、デビュー戦は渋谷裕喜騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったディーエスメイドンから2馬身半差の2着に敗北した。

7月4日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のキタノモガミに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月4日、中8週で迎えた3戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月13日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの日高門別川特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のオヒサシブリに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3歳（2003年）

5月5日、約6か月の休養明けで迎えた5戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの端午特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のジョージダンサーに2馬身半の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

8月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の王冠賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（旭川ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた8戦目は、新冠町商工会特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は千葉津代士騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高山特別（中京ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたロングユウシャ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4歳（2004年）

1月5日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた11戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

3月7日、中4週で迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、バックスラッシュに交わされて2馬身半差の2着となった。

3月28日、中2週で迎えた13戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はタレてしまい17着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

5月22日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

10月11日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた18戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた19戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。17頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

12月4日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の沓掛特別（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた21戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

5歳（2005年）

1月23日、中3週で迎えた22戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

3月19日、中7週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた24戦目は、サクラローレル賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスクオールアトムに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

9月15日、約5か月の休養明けで迎えた25戦目は、ノーザンクロス特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（2戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月28日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、アルクトゥルス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（3戦2勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。