ヒトメボレムスメ（2006年生、母ハッピードリーマー）

ヒトメボレムスメ（2006年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「一目惚れ娘」。毛色は栗毛。種牡馬のツルマルボーイ（当時8歳）と交配したハッピードリーマーが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は伊藤牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方9戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、伊藤牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、伊藤牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

8月2日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

9月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

9月21日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

9月27日、連闘で迎えた5戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

11月1日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

11月9日、連闘で迎えた7戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

12月16日、中4週で迎えた8戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのプリンセス賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3歳（2009年）

1月1日、中1週で迎えた9戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月21日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

2月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムマーメイドに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月17日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、3歳オープンの荒尾レディース特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた14戦目は、河野直人騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河野直人騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月22日、中0週で迎えた16戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。