メイショウソラフネ（2019年生、母メイショウデイム）

メイショウソラフネ（2019年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+宙船」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモーリス（当時8歳）と交配したメイショウデイムが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は太陽牧場。2024年のCBC賞(ハンデG3)で4着に入った他、2024年のオパールステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

石橋守厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月23日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、勝ったディオにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3月12日、中3週で迎えた3戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

7月9日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したヤマニンアンフィルを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で角田大河騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、プリモカリーナにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で角田大河騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のハルカナネガイに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

12月3日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で角田大河騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で角田大河騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4歳（2023年）

3月18日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で角田大河騎手（6戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のナバロンに4馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

4月1日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの仲春特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で角田大河騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く持ち堪えて、最後は2着のメイショウクリフトをハナ差振り切って3勝目を挙げた。

9月2日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのテレQ杯（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で角田大河騎手（8戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの道頓堀ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で角田大河騎手（9戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で角田大河騎手（10戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のドロップオブライトをクビ差振り切って4勝目を奪取した。

10月28日、中2週で迎えた14戦目は、G2のMBS賞スワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は12戦連続で角田大河騎手（11戦4勝）。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。

5歳（2024年）

1月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で角田大河騎手（12戦4勝）。17頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったビッグシーザーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

1月28日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で角田大河騎手（13戦4勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

4月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

6月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

8月18日、中6週で迎えた19戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月5日、中6週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したビッグシーザーにクビ差届かず2着となった。