ガーネットバローズ（2013年生、母パワーオブラブ）

ガーネットバローズ（2013年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ガーネット（勝利の石）＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時15歳）と交配したパワーオブラブが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村本牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は2015年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、猪熊広次によって550.8万円で落札された。

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

6月21日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 小雨/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

8月1日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

9月13日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のベルクオーレに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月1日、中6週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

3歳（2016年）

1月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、L.コントレラス騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

3月21日、中7週で迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

5月21日、中8週で迎えた7戦目は、3歳500万下の早苗賞（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

4歳（2017年）

2月18日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4月8日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6月10日、中8週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい18着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた11戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C1-5（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた12戦目は、佑介・奈緒美結婚特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた13戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ひろめ市場特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

9月3日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、足摺岬灯台特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮川実騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から7kg絞って迎えた15戦目は、一般C3 15（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

5歳（2018年）

1月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3 18（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では賦性の勝負根性でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。