ロアーズオブザシー（2011年生、母デンコウブルー）

ロアーズオブザシー（2011年5月13日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時14歳）と交配したデンコウブルーが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は奥山博。戦績は、地方38戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の2歳(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、奥山博から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2013年）

6月25日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は414kg。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた2戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

8月1日、中2週で迎えた3戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

8月28日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマックスジュニアを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月26日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は伊藤千尋騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた8戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は伊藤千尋騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた10戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた11戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のリリージュエルに2馬身半の差をつけて優勝

12月25日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の2歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したスイートクッキーを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

12月30日、連闘で迎えた13戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

3歳（2014年）

1月22日、中2週で迎えた14戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた15戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森島貴之騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の梅見月賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた17戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつくし賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下雅之騎手（2戦0勝）。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

4月20日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

6月21日、中8週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた21戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の夏至賞（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた22戦目は、3歳戦の川上峡特選（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた23戦目は、3歳戦の波戸岬特選（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた24戦目は、3歳戦のアオサギ賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた25戦目は、3歳戦の七ツ釜特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

8月31日、中1週で迎えた26戦目は、3歳戦の佐賀城特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた27戦目は、3歳戦のバルーン特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田順治騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた29戦目は、野路菊賞（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（7戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったゴールドウインドに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月25日、中1週で迎えた30戦目は、霜降賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（8戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月2日、連闘で迎えた31戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（9戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルサンマリナーを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

11月22日、中2週で迎えた32戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったダイキセントに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

11月30日、連闘で迎えた33戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、玄海町浜野浦の棚田賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（10戦1勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

4歳（2015年）

1月3日、中1週で迎えた35戦目は、頌春賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた36戦目は、紅梅賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた37戦目は、沈丁花賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。