アズマクローバー（1995年生、母イノマクローバー）

アズマクローバー（1995年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアズマイースト（当時8歳）と交配したイノマクローバーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）出羽牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方13戦3勝。1998年の新春千葉盃(牝)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松代真厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1997年）

8月25日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、馬体重は453kg。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトーヨーエンジェルに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月15日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアズマリバーに3/4馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

3歳（1998年）

1月2日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンの新春千葉盃（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマルヒロシービーに3馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

2月11日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

3月25日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた5戦目は、3歳地方重賞のしらさぎ賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

4月22日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた6戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月23日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた7戦目は、ハンデ戦のオパール特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のリリーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月31日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（5戦2勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。14着に終わった。

4歳（1999年）

4月17日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

6月26日、中9週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館芝1000m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

8月3日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、マルチロマン特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

12月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から15kg戻して迎えた15戦目は、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた16戦目は、マルチホース特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

12月21日、連闘で迎えた17戦目は、年忘れスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5歳（2000年）

1月6日、中1週で迎えた18戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。