アンジュエ（2010年生、母キュンティア）

アンジュエ（2010年5月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「華やかな（音楽用語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時12歳）と交配したキュンティアが16歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月20日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

11月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は失速してしまい17着に終わった。

3歳（2013年）

3月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

4月27日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月18日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったショウナンバーキンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6月9日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

6月30日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメイショウホノボノを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月3日、中2週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

10月12日、中9週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、6着に終わった。

11月30日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた13戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着に入った。

4歳（2014年）

12月14日、約12か月の休養明けで迎えた14戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

5歳（2015年）

7月11日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。