ワンダースピンドル（2008年生、母ワンダーエスセーナ）

ワンダースピンドル（2008年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋軸、支軸」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のボストンハーバー（当時14歳）と交配したワンダーエスセーナが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）米田牧場。戦績は、中央平地28戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

3月20日、デビュー戦は高田潤騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月3日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月22日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったリンガスクリフに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

6月11日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったロジッツェルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月7日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、エーシンリボルバーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のタマモルーキーに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったマスターソムリエにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

11月27日、中1週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の九十九島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

12月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のエイトプリンスに1馬身3/4の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2012年）

2月12日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の大津特別（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

6月24日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下の城崎特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた14戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

9月29日、中3週で迎えた15戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

12月2日、中8週で迎えた16戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒカルソラフネを次元の違う末脚で半馬身差し切って3勝目をゲットした。

12月23日、中2週で迎えた17戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

5歳（2013年）

2月24日、中8週で迎えた18戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヤマノサファイアをクビ差振り切って制した。

3月16日、中2週で迎えた19戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた20戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の春風ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず10着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた21戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鎌倉ステークス（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

5月19日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の深草ステークス（京都ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

10月13日、約5か月の休み明けで迎えた23戦目は、3歳以上1600万下の藤森ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦1勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた24戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の西陣ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

12月8日、中5週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の御影ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の2013ファイナルステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

6歳（2014年）

1月26日、中4週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の山科ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた28戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の河原町ステークス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。