ヴィクトリアドール（2021年生、母ヴィンテージドール）

ヴィクトリアドール（2021年2月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ヴィクトリア朝様式のアンティークドール」。毛色は鹿毛。種牡馬のスワーヴリチャード（当時7歳）と交配したヴィンテージドールが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2023年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

8月13日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は510kg。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアーバンシックにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のオリエンタルナイトをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

11月5日、中9週で迎えた3戦目は、2歳1勝クラスの百日草特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

3歳（2024年）

1月7日、中8週で迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのあすなろ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

4月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスの矢車賞（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。