ダンスロマネスク（2016年生、母ダンスファンタジア）

ダンスロマネスク（2016年5月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「空想的な踊り」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時17歳）と交配したダンスファンタジアが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2019年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

3月23日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月2日、中9週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月29日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のバイキングクラップに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

7月14日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武藤雅騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた5戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、クラサーヴィツァに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

8月25日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/稍重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。

4歳（2020年）

1月26日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

4月19日、中8週で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

5月10日、中2週で迎えた10戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

7月5日、中7週で迎えた11戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラスの下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの小樽特別（札幌芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

5歳（2021年）

1月16日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

2021年1月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。