インアスピン（2019年生、母アップワードスパイラル）

インアスピン（2019年2月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「混乱して。母名より連想。驚いて混乱してしまうほどの走りを期待して」。毛色は栗毛。種牡馬のモーリス（当時8歳）と交配したアップワードスパイラルが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はパカパカファーム。

経歴

デビュー前

1歳のとき、パカパカファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

ワラウカドにて総額1,500万円（3万×500口）で一口馬主が募集された。

四位洋文厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

2月6日、デビュー戦は小崎綾也騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

4月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず7着に敗れた。

7月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に敗れた。

9月4日、中7週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小沢大仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

2022年9月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。