サンユウリュウオー（1996年生、母アンバーギヤル）

サンユウリュウオー（1996年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時9歳）と交配したアンバーギヤルが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、中央平地10戦2勝。主な勝ち鞍は1999年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

2歳のとき、ベルモントファームから「プレミア3歳トレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、米田一彦によって976.5万円で落札された。

田子冬樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

1月31日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るトロットスターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月2日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、4歳500万下の八重桜賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のキングデールに3馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

7月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦2勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

9月12日、中9週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に敗れた。

10月23日、中5週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（6戦2勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

11月27日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の深秋特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で江田照男騎手（7戦2勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で江田照男騎手（8戦2勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた10戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、5着を確保した。