ブラックエクシード（2016年生、母ドリームモーメント）

ブラックエクシード（2016年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒(本馬の毛色より連想)+卓越する」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時15歳）と交配したドリームモーメントが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は下屋敷牧場。主な勝ち鞍は2021年のユキワリイチゲ特別(一般C3-1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、下屋敷牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、菅原広隆によって2,700万円で落札された。

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

5月18日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見所を作れず15着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

9月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

4歳（2020年）

10月25日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた4戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、陽香莉出産特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月6日、中5週で迎えた5戦目は、一般C3 19（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3 18（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で妹尾浩一朗騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエンパイアカラーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月31日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3 14（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で妹尾浩一朗騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2021年）

1月11日、中1週で迎えた8戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3 14（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアルマアノンに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月9日、中3週で迎えた9戦目は、ユキワリイチゲ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のヤマニンゲフィオンに5馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

4月4日、中7週で迎えた10戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。