プロバーティオ（2018年生、母オナーリーブ）

プロバーティオ（2018年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「証明(ラテン語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のトランセンド（当時12歳）と交配したオナーリーブが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土居牧場。2021年のヒヤシンスステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月7日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は494kg。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

9月12日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

11月1日、中6週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のスズノナデシコに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月14日、中1週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

12月27日、中5週で迎えた5戦目は、2歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のエンテレケイアに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

3歳（2021年）

2月21日、中7週で迎えた6戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ラペルーズに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳オープンの青竜ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

6月20日、中4週で迎えた8戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に終わった。

9月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

10月17日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はM.デムーロ騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

11月28日、中5週で迎えた11戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

4歳（2022年）

6月4日、約6か月半の休養明けで迎えた12戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月2日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月19日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの西郷特別（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

5歳（2023年）

2月19日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの大島特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

5月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの日吉特別（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

7月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。