エクセルアワード（2002年生、母イズミケリー）

エクセルアワード（2002年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「優秀な、すばらしい＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスキャン（当時14歳）と交配したイズミケリーが18歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）加野牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方19戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年のペルセウス特別(B1)。

経歴

デビュー前

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月20日、デビュー戦は高井彰大騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は478kg。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず15着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた2戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

4月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

6月14日、中6週で迎えた5戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ビクトリーキングに交わされて2馬身半差の2着となった。

6月27日、中1週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた6戦目は、3歳B5（金沢ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチビクロに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月10日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のエルム賞（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で端勝成騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジャンケンポンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

9月4日、中7週で迎えた8戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は端勝成騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

10月4日、中1週で迎えた10戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の金沢競馬売店組合才田売店杯（金沢ダート1300m 雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカワキタシンエイを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

10月18日、中1週で迎えた11戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るミスティーキュートを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って制した。

11月1日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヒカルフジを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って優勝

11月13日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳戦のカンナ賞（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカホクノホシに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月11日、中1週で迎えた15戦目は、花街道杯（金沢ダート1500m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（4戦3勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

4歳（2006年）

1月5日、中3週で迎えた16戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のマンリョウ賞（金沢ダート1500m 雪/不良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg減らして迎えた17戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般B4-2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

4月2日、連闘で迎えた18戦目は、竪町グランディールカフェ杯（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

5月16日、中5週で迎えた19戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、一般B4-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

8月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は古性秀之騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（5戦3勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた22戦目は、一般B4-3（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた23戦目は、富山県畜産振興協会長賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。