プロミネンス（2015年生、母ヒシアルコル）

プロミネンス（2015年3月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「太陽の紅炎」。毛色は鹿毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時6歳）と交配したヒシアルコルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。戦績は、中央平地5戦1勝。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中村雅明から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、中村雅明から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、下河辺行信によって540万円で落札された。

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

3月3日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のユーリトミクスに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月31日、中3週で迎えた2戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

5月26日、中7週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

10月6日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

11月25日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

4歳（2019年）

1月20日、中7週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

3月9日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は武藤雅騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のサイドストリートに1馬身3/4の差をつけて2勝目を挙げた。

5歳（2020年）

8月29日、約18か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた8戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

10月10日、中5週で迎えた9戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

2020年10月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。