ウインバリエンテ（2001年生、母ゴッドコマンダー）

ウインバリエンテ（2001年3月12日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋勇敢な（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のエルコンドルパサー（当時6歳）と交配したゴッドコマンダーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は森永聡。戦績は、中央平地31戦1勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方9戦1勝2着1回。2004年の皐月特別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額4,400万円（11万×400口）で一口馬主が募集された。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

6月22日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。馬体重は454kg。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

7月27日、中4週で迎えた2戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず18着に敗れた。

10月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

3歳（2004年）

1月5日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

2月10日、中4週で迎えた6戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップオレンジ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.スボリッチ騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた8戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの皐月特別（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーセンハンターから3/4馬身差の2着に敗北した。

5月31日、中3週で迎えた10戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアンバー賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベルモントマーキスに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月28日、中3週で迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ケヤキ賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月28日、中8週で迎えた12戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のサマーステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた13戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、プロキオン賞（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた14戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、オキザリス賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4歳（2005年）

6月6日、約7か月半の休養明けで迎えた15戦目は、カシオペア賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月2日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

8月3日、中4週で迎えた17戦目は、由良川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5歳（2006年）

2月26日、約7か月の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた19戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

5月7日、中6週で迎えた20戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り小雨/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

6歳（2007年）

2月13日、約9か月の休養明けで迎えた22戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、マルチビクトリー特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月22日、中9週で迎えた23戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の文知摺特別（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた24戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

6月23日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月15日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエプソムアーロンを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月1日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月1日、約3か月の休養明けで迎えた29戦目は、3歳以上500万下の沓掛特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤光彰騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず12着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤光彰騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた31戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の矢作川特別（中京ダート2300m 晴/不良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

7歳（2008年）

1月27日、中4週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、しっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のシュプリームローズに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

2月23日、中3週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

5月24日、約3か月の休養明けで迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の伊勢佐木特別（東京ダート2100m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

8月30日、約3か月半の休養明けで迎えた35戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

9月7日、連闘で迎えた36戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、札幌日経オープン（札幌芝2600m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

11月15日、中9週で迎えた37戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の晩秋特別（東京芝2400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた38戦目は、3歳以上1000万下（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた39戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

8歳（2009年）

5月23日、約5か月の休養明けで迎えた40戦目は、4歳以上1000万下の伊勢佐木特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

7月26日、中8週で迎えた41戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月5日、中5週で迎えた42戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。