ロードアヴニール（2020年生、母ヴィーヴル）

ロードアヴニール（2020年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+未来(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時8歳）と交配したヴィーヴルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。2024年のみやこステークス(G3)で3着に入った他、2024年のマーキュリーカップ(Jpn3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月4日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

3歳（2023年）

3月12日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポワンキュルミナンに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月8日、中3週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月11日、約7か月の休養明けで迎えた4戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るモズバンディットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

12月3日、中2週で迎えた5戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの豊中特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のトゥルブレンシアに1馬身3/4の差をつけて3勝目をつかんだ。

4歳（2024年）

1月8日、中4週で迎えた6戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの招福ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアイブランコを半馬身振り切って制した。

7月15日、約6か月半の休み明けで迎えた7戦目は、Jpn3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は団野大成騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、大阪スポーツ杯（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた9戦目は、G3のみやこステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。