ハギノグレート（1986年生、母ニツシヨウカオリ）

ハギノグレート（1986年4月18日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハギノカムイオー（当時7歳）と交配したニツシヨウカオリが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三枝牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、中央障害5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

伊藤修司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

1月29日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアサホウネンに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月12日、中1週で迎えた2戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

9月23日、約7か月半の休養明けで迎えた3戦目は、4歳以上400万下の木古内特別（函館ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は河内洋騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた5戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の会津特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた6戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた7戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

4歳（1990年）

1月27日、中6週で迎えた8戦目は、広松孝司騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のヒノデテイオーに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

2月17日、中2週で迎えた9戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で広松孝司騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月25日、連闘で迎えた10戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で広松孝司騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた11戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で広松孝司騎手（3戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた12戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で広松孝司騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったナリタルイスから1馬身半差の2着となった。