ブランシェトワール（2011年生、母ダンツァフィオーレ）

ブランシェトワール（2011年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「白い星（仏）」。毛色は芦毛。種牡馬のアドマイヤコジーン（当時15歳）と交配したダンツァフィオーレが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）市川牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方18戦1勝。主な勝ち鞍は2015年の金シャチプリンセス(一般C2 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、市川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、村山卓也によって136.5万円で落札された。2歳のとき、藤川ファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

9月22日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は452kg。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、6着に入り込んだ。

10月19日、中1週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

11月16日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着を確保した。

3歳（2014年）

2月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

2月22日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

5月4日、中6週で迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

6月21日、中6週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に敗れた。

9月6日、中7週で迎えた11戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

10月27日、中6週で迎えた12戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、男・澤内二男まだやるの?記念（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

11月4日、連闘で迎えた13戦目は、一般C1七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

12月2日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、西新橋一丁目第一町会記念（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

12月16日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた15戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

4歳（2015年）

1月3日、中2週で迎えた16戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、初詣特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

1月30日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の金シャチプリンセス（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のキクノリーガを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

2月9日、中0週で迎えた18戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、こいぬ座特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた19戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、ひなぎく賞（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた20戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、春風（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた21戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、イチリンソウ（水沢ダート1600m 雨/重）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

4月18日、中1週で迎えた22戦目は、夢見草（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は南郷家全騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた23戦目は、メルローズ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた24戦目は、アイスストロベリー賞（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は南郷家全騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた25戦目は、開局20周年記念グリーンチャンネル賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた26戦目は、スターガザール賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた27戦目は、エスカボークル賞（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた28戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた29戦目は、姫神賞（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。