グランファラオ（2020年生、母Sweet Tooth Sweety）
Gran Pharaoh
2020.05.03
グランファラオ（2020年5月3日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「すごい(西)+王」。毛色は鹿毛。種牡馬のAmerican Pharoah（当時8歳）と交配したSweet Tooth Sweetyが11歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。
経歴
デビュー前
高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2022年）
10月8日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 曇/重）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。
11月26日、中6週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、タイセイランナーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。
12月18日、中2週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスモーキンビリーに半馬身届かず2着に敗北した。
3歳（2023年）
2月11日、中7週で迎えた4戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヨウシタンレイをアタマ差だけ差し切って初白星を挙げた。
5月20日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。
6月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。
8月13日、中9週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で坂井瑠星騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。
10月14日、中8週で迎えた8戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。
4歳（2024年）
4月6日、約6か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したザアトムに3/4馬身届かず2着に敗北した。
4月28日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。
5月25日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。
7月21日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。
9月8日、中6週で迎えた13戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。