ベストドレッサー（1984年生、母ホウシユウスタン）

ベストドレッサー（1984年6月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のフアバージ（当時23歳）と交配したホウシユウスタンが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1987年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

長浜彦三郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

1月5日、デビュー戦は猿橋重利騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、サルノテンショオーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

2月7日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で猿橋重利騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

3月15日、中4週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で猿橋重利騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6月28日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で猿橋重利騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で猿橋重利騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエイシンステディに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月25日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の襟裳特別（札幌ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で猿橋重利騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

11月8日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた9戦目は、安藤賢一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく16着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた10戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

4歳（1988年）

1月10日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた12戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

2月6日、連闘で迎えた13戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた14戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は清山宏明騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。