トウショウクール（1995年生、母ライラトウショウ）

トウショウクール（1995年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカンパラ（当時19歳）と交配したライラトウショウが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地34戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1999年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

8月2日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

9月7日、中4週で馬体重を前走から26kg減らして迎えた2戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月21日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたファイナリー決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

10月12日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンビンテージに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のジェンツスマイルをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

11月29日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた7戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小野次郎騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

3歳（1998年）

1月5日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下の若竹賞（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小野次郎騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小野次郎騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で小野次郎騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月26日、約7か月半の休み明けで迎えた11戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の多摩川特別（東京芝2000m 小雨/稍重）に出走。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（10戦1勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（11戦1勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のトーホウユカコに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月6日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（12戦2勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月20日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の霞ケ浦特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（13戦2勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

4歳（1999年）

1月9日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（14戦2勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

1月24日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で小野次郎騎手（15戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

2月21日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小野次郎騎手（16戦2勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

8月1日、約5か月半の休み明けで迎えた21戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月28日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したインサイドレポートを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月3日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で中谷雄太騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタニノディオーネを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2000年）

2月12日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、5歳以上900万下の大島特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず15着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下の館山特別（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下の勝浦特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田面木博公騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

6歳（2001年）

2月25日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、4歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

4月21日、中7週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた31戦目は、4歳以上900万下の五色沼特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（5戦1勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた32戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の鎌倉特別（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた33戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の天白川特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた34戦目は、4歳以上900万下の松島特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（6戦1勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。