オマツリオトコ（2020年生、母マツリバヤシ）

オマツリオトコ（2020年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「祭り好きな男。母名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のヴィットリオドーロ（当時11歳）と交配したマツリバヤシが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。2022年の全日本2歳優駿(Jpn1)で2着に入った他、2022年の兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、是枝浩平によって1,430万円で落札された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

6月18日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリンデザを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月16日、中3週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのヤマボウシ賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスクーバーに1馬身3/4の差をつけて2勝目を手にした。

11月24日、中7週で迎えた4戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスペシャルエックスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて重賞ウィナーの称号を手に入れた。

12月14日、中2週で迎えた5戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたデルマソトガケ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3歳（2023年）

2月19日、中9週で迎えた6戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は勢いを失って13着に敗れた。

4月8日、中6週で迎えた7戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

6月18日、中9週で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

8月31日、中6週で迎えた10戦目は、ハンデJpn3のサマーチャンピオン（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったサンライズホークに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月4日、中4週で迎えた11戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

12月14日、中9週で迎えた12戦目は、神奈川記念（JRA・NAR交流）（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山武史騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

4歳（2024年）

1月28日、中5週で迎えた13戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

3月9日、中5週で迎えた14戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのコーラルステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。