ゼンノアピール（2003年生、母Summer Band）

Zenno Appeal

2003.03.02

ゼンノアピール（2003年3月2日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のSuccessful Appeal（当時7歳）と交配したSummer Bandが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方13戦0勝2着5回。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

2月12日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

7月16日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

8月27日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月22日、中7週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったマイティーキラーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

4歳（2007年）

4月12日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた5戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

4月19日、連闘で迎えた6戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、ブロッサムレディーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月2日、中1週で迎えた7戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったリュウアポロンにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5月10日、連闘で迎えた8戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた9戦目は、キジョージャンボ引退記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

6月27日、中4週で迎えた10戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたカンセイルーセント決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月12日、中1週で迎えた11戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で安部幸夫騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた12戦目は、一般C9（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で安部幸夫騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた13戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で安部幸夫騎手（8戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったマヤノダリンカにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

10月4日、中3週で迎えた14戦目は、一般C10（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で安部幸夫騎手（9戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた15戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で安部幸夫騎手（10戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったコーネルロマンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月31日、中1週で迎えた16戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、祝・斉藤瞳生誕26周年記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

12月6日、中4週で迎えた17戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（11戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。