シャンハイエース（1996年生、母マルゼンエース）

シャンハイエース（1996年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時7歳）と交配したマルゼンエースが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北星牧場。戦績は、中央平地18戦5勝2着5回、地方10戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の神鍋特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

1月30日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のコンタクトを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

2月28日、中3週で迎えた2戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のスキャニングパワーを半馬身振り切って断然人気に応えた。

6月27日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下のゆうすげステークス（阪神芝1200m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のグランシャリオカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。14着に敗れた。

4歳（2000年）

5月20日、約10か月の休み明けで迎えた5戦目は、5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のソロモンシチーに3馬身の差をつけて3勝目をマークした。

7月8日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下のルビーステークス（東京ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

5歳（2001年）

5月4日、約10か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ゼンノドライバーに交わされて5馬身差の2着となった。

5月12日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の御池特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメジェールにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月2日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、スリートウショウにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月24日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の城崎特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の岩室特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のタニノゴードンをアタマ差振り切って制した。

9月16日、中7週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったアドマイヤソヴリンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月7日、中2週で迎えた14戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の藤森特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

6歳（2002年）

2月10日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の伊丹特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた17戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたビッグホープ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月7日、中1週で迎えた18戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の神鍋特別（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のタイリーヴズを3/4馬身振り切って制した。

5月12日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

7歳（2003年）

8月2日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた20戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったホウエイパーシャから3馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中1週で迎えた21戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったウインスポットから6馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中1週で迎えた22戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月27日、中3週で迎えた23戦目は、古川文貴騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた24戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた25戦目は、雲の上のまちゆすはら特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた26戦目は、一般A2（高知ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は上田将司騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた27戦目は、一般A2（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた28戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。