ナリタジャッジ（1993年生、母アンテイツクヴアリユー）

ナリタジャッジ（1993年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジヤツジアンジエルーチ（当時10歳）と交配したアンテイツクヴアリユーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地6戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

6月23日、デビュー戦は河北通騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったビーマイベイビーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月6日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のオラシオンミーアをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

4歳（1997年）

7月19日、約11か月半の休養明けで迎えた4戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は河北通騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、コンバタントに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月24日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダッシュホーラーに2馬身半の差をつけて2勝目を手にした。