カレンアルカンタラ（2020年生、母ラセレシオン）

カレンアルカンタラ（2020年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時15歳）と交配したラセレシオンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、鈴木隆司によって3,630万円で落札された。

新谷功一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月9日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のエイシンセラフィムに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2023年）

1月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のベンダバリラビアに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手に入れた。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5月21日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの鳳雛ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

6月18日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

4歳（2024年）

1月8日、約7か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラスの成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

2月18日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトーホウボルツをハナ差振り切って優勝

3月23日、中4週で迎えた9戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの伊勢ステークス（中京ダート1900m 小雨/重）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

5月19日、中7週で迎えた10戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムエアグルーヴカップ（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず16着に敗れた。

9月16日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのJRA70周年記念アニバーサリーステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

11月16日、中8週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの晩秋ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

5歳（2025年）

1月24日、中9週で馬体重を前走から29kg増やして迎えた13戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、ガーネット2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、長く末脚を持続させて、最後は2着のサヨノフィールドに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月14日、中2週で迎えた14戦目は、バレンタイン賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた15戦目は、師資相承賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山中悠希騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったフミバレンタインにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

4月8日、中3週で迎えた16戦目は、プロキオン賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山中悠希騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るケンタッキースカイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

5月7日、中3週で迎えた17戦目は、ラピスラズリ特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山中悠希騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた18戦目は、六実特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山中悠希騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた19戦目は、桑島孝春記念（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山中悠希騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。