アスカアンジュ（2012年生、母テンザンアモーレ）

アスカアンジュ（2012年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋天使（仏）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時17歳）と交配したテンザンアモーレが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方7戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤原牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、上野武によって283.5万円で落札された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月10日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

11月16日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

11月23日、連闘で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

3歳（2015年）

5月2日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

7月4日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

8月19日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったダイヤルミナスに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた10戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた11戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は杉浦健太騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。