タイキアルカディア（1995年生、母ロイヤルブライド）

タイキアルカディア（1995年4月19日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のTheatrical（当時13歳）と交配したロイヤルブライドが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地31戦3勝2着2回、地方10戦0勝2着1回。2005年のせきれい賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額6,000万円（60万×100口）で一口馬主が募集された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

4歳（1999年）

4月25日、デビュー戦は小林久晃騎手を鞍上に据えて、5歳以上500万下の清津峡特別（新潟ダート1700m 雨/良）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

11月28日、約7か月の休養明けで迎えた2戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月12日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、4歳以上500万下の小月特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林久晃騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2000年）

4月29日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた4戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の気仙沼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のサイレントクルーズをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

10月29日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の芦ノ湖特別（東京芝1400m 雨/重）に出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

11月18日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は小林久晃騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

6歳（2001年）

5月13日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林久晃騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入った。

9月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた10戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の下総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた11戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の芦ノ湖特別（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取り、忙しいペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7歳（2002年）

7月7日、約8か月の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下の塩屋埼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小林久晃騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた14戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた16戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のナムラクロシェットをハナ差制して久しぶりに美酒を浴びた。

9月21日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったスプリングクレタから2馬身半差の2着に敗北した。

10月20日、中3週で迎えた18戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したフォルクローレに半馬身届かず2着に敗北した。

11月10日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヴァイトアップをハナ差振り切って3勝目を掴み取った。

8歳（2003年）

5月11日、約6か月の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小林久晃騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の金北山特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（7戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦1勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

8月2日、中7週で迎えた23戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の栃尾特別（新潟芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、6着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた24戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の月岡特別（新潟芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月12日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

11月2日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の錦秋特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、4着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

9歳（2004年）

5月2日、約5か月半の休み明けで迎えた28戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月14日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の月岡特別（新潟芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小林久晃騎手（8戦0勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下のシンボリルドルフメモリアル（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

10歳（2005年）

4月2日、約7か月の休み明けで迎えた32戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、まんさく賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた33戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

5月21日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた35戦目は、かきつばた賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

7月2日、中3週で迎えた36戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた37戦目は、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝2400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサイレントグリーンを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

8月14日、中1週で迎えた38戦目は、桂樹杯（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた39戦目は、すずらん賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた40戦目は、地方重賞のOROカップ（盛岡芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（7戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた41戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。