コウエイグレート（2003年生、母イナズマビクトリア）

コウエイグレート（2003年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋偉大な」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオース（当時7歳）と交配したイナズマビクトリアが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）小泉牧場。戦績は、中央平地12戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

9月10日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

11月6日、中7週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

3歳（2006年）

1月5日、中2週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスウィートネスに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月18日、中6週で迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた9戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のアザレア賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

4歳（2007年）

6月9日、約14か月の休み明けで迎えた10戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた11戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

7月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。