サンデーエイコーン（1993年生、母エイコーンカップ）

サンデーエイコーン（1993年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時7歳）と交配したエイコーンカップが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地31戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1998年の豊中特別(500万下)。

経歴

デビュー前

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

6月8日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

6月22日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したエスケーロッサに半馬身届かず2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したマイネシーマにハナ差届かず2着に甘んじた。

7月20日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月27日、連闘で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエーコールーブルを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったフジノタカコトブキに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月7日、中2週で迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

4歳（1997年）

2月8日、中8週で迎えた9戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

3月9日、中3週で迎えた10戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月23日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた12戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1000m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた14戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

11月15日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は今村康成騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に敗れた。

5歳（1998年）

3月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中京芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で今村康成騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下の小牧特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今村康成騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4月4日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で今村康成騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のトラスティスカウトをハナ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5月2日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた23戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したエアカボッションを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月11日、中3週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下の豊中特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメイショウバビーンに2馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

8月23日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の桃山特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宝来城多郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

9月5日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下の男山特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宝来城多郎騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宝来城多郎騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（5戦1勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず13着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。