ブライトモーメント（1994年生、母キタノイチリン）

ブライトモーメント（1994年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時20歳）と交配したキタノイチリンが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷田牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額2,060万円（20.6万×100口）で一口馬主が募集された。

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

7月12日、デビュー戦は江田勇亮騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したブライトインザアイにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月17日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で江田勇亮騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るクインモナークを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月20日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で江田勇亮騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4歳（1998年）

8月22日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で江田勇亮騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着を確保した。

9月12日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で江田勇亮騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5歳（1999年）

5月16日、約8か月の休み明けで迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で江田勇亮騎手（6戦1勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

5月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、新発田特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で江田勇亮騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で江田勇亮騎手（8戦1勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったヌーベルオルレアンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月11日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で江田勇亮騎手（9戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。