ピサノフジ（2005年生、母メイジノジョケツ）

ピサノフジ（2005年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋富士山」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時13歳）と交配したメイジノジョケツが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方13戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2三四。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

7月20日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は542kg。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

8月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

10月26日、中4週で迎えた6戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2009年）

1月22日、中9週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2-11 12（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマイスーパーミシルを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

2月20日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1六 C2六（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアンハートフェストに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中4週で迎えた10戦目は、杉並区特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

12月3日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に敗れた。

12月29日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた13戦目は、一般C2八九（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシルクエスポワールをハナ差振り切って制した。

5歳（2010年）

1月22日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したノーススピリッツを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月4日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1500m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（7戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3月3日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で戸崎圭太騎手（8戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサブマリンスカウトに3馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月15日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で戸崎圭太騎手（9戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、アルベロパエーゼに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月20日、中4週で迎えた18戦目は、一般C2五六（大井ダート1500m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で戸崎圭太騎手（10戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したダイセイコーにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月17日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2三四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で戸崎圭太騎手（11戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のコアレスジェスターをハナ差振り切って4勝目を掴み取った。

6月1日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で戸崎圭太騎手（12戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。