セイカラスプーチン（1995年生、母スイートマート）

セイカラスプーチン（1995年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のメンデス（当時14歳）と交配したスイートマートが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）丸幸小林牧場。戦績は、中央平地37戦3勝2着2回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は1999年の二本松特別(500万下)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、丸幸小林牧場から「北海道3月3歳トレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、久米誠によって669.5万円で落札された。

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

11月29日、デビュー戦は蛯沢誠治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、アトムチェイサーに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

12月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のオリンピアワールドに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1998年）

1月6日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚が残っておらず15着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下のきんせんか賞（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で蛯沢誠治騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

5月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、6着に入り込んだ。

6月28日、中5週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の江差特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

7月25日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は蛯沢誠治騎手（5戦1勝）。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

12月5日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見所を作れず14着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

4歳（1999年）

1月17日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

8月1日、約6か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（7戦1勝）。17頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（8戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

9月4日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯沢誠治騎手（10戦1勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯沢誠治騎手（11戦1勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のケンセツクィーンに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

11月14日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下の摺上特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で蛯沢誠治騎手（12戦2勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入った。

12月11日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（13戦2勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5歳（2000年）

3月11日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の寒狭川特別（中京芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下の美濃特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月23日、中3週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下の栗駒特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に敗れた。

7月23日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、4歳以上500万下の由布院特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田鉄平騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下のインディアトロフィー（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池田鉄平騎手（6戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で池田鉄平騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマヤノトライミーを半馬身振り切って3勝目を手にした。

9月3日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の不知火特別（小倉芝2000m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で池田鉄平騎手（8戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の雄国沼特別（福島芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で池田鉄平騎手（9戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下の飯坂特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で池田鉄平騎手（10戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ハクサンデヴィアスに半馬身交わされて2着となった。

6歳（2001年）

5月12日、約7か月の休み明けで迎えた29戦目は、4歳以上900万下の飯坂特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で池田鉄平騎手（11戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

6月17日、中4週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下の三春駒特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で池田鉄平騎手（12戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下の松島特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で池田鉄平騎手（13戦1勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入り込んだ。

7月22日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で池田鉄平騎手（14戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の佐渡特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で池田鉄平騎手（15戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月18日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で池田鉄平騎手（16戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の白井特別（中山芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は15戦連続で池田鉄平騎手（17戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

11月4日、中6週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は16戦連続で池田鉄平騎手（18戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

8歳（2003年）

1月19日、約14か月半の休み明けで迎えた37戦目は、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は17戦連続で池田鉄平騎手（19戦1勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

4月20日、約3か月の休み明けで迎えた38戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、賢一郎&滋子結婚30周年記念（上山ダート1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた39戦目は、芭蕉特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月10日、中4週で馬体重を前走から23kg減らして迎えた40戦目は、中留伸治騎手を鞍上に迎えて、みなづき特別（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた41戦目は、佐藤智久騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた42戦目は、阿蘇烏帽子岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は中留伸治騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた43戦目は、通潤橋スプリンター特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中留伸治騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。