エターナルクラウン（2004年生、母エバースマイル）

エターナルクラウン（2004年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「永遠の栄冠」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時11歳）と交配したエバースマイルが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。戦績は、中央平地29戦1勝2着2回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田島良保厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

1月8日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた4戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

7月8日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

7月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月2日、中3週で迎えた8戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

9月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月26日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、三峯山特別（浦和ダート1900m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

4歳（2008年）

2月11日、中6週で迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、黒山三滝特別（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のガンバルウイングをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4月25日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、豊島区特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた14戦目は、練馬区特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて前にいた13頭をごぼう抜きし、最後は2着のヨシウォーリアに1馬身3/4の差をつけて2勝目を奪取した。

11月23日、中1週で迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた18戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2009年）

1月10日、中2週で迎えた19戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

1月25日、中1週で迎えた20戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったシャイニーブラウンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月15日、中3週で迎えた22戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三田特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた24戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の佐渡特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、伸びてきたテンシノゴールド決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6歳（2010年）

1月9日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた28戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

2月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

6月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた30戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

6月26日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

7月24日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の佐渡特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、3歳以上1000万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。