ウイントラゲット（2015年生、母ポンテディリアルト）

ウイントラゲット（2015年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ヴェネツィアの運河の両岸を行き来する渡し船」。毛色は鹿毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時6歳）と交配したポンテディリアルトが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。2018年の土佐秋月賞(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

12月9日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

3歳（2018年）

3月4日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

8月18日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、晃弘一恵結婚記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

8月25日、連闘で迎えた6戦目は、3歳戦の栴檀特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた7戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサクラエールに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月23日、連闘で迎えた9戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったベイブリッジに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月14日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月3日、中2週で迎えた11戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、久保結婚祝福特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた12戦目は、愛媛県いしづち特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るペイシャベッチンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月25日、連闘で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の土佐秋月賞（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴァリヤンツリに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月8日、中1週で迎えた14戦目は、キリンビバックス特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のパルパルパンダに1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

12月31日、中2週で迎えた15戦目は、地方重賞の高知県知事賞（高知ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（7戦3勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

4歳（2019年）

1月16日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミュッセンに4馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

1月23日、連闘で迎えた17戦目は、天狗高原特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で永森大智騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のアロンジェをクビ差振り切って5勝目を獲得した。

1月29日、連闘で迎えた18戦目は、一般B2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で永森大智騎手（10戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のバルダッキーノに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月11日、中1週で迎えた19戦目は、伊与木川特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で永森大智騎手（11戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月19日、連闘で迎えた20戦目は、松田川特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で永森大智騎手（12戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

2月24日、連闘で迎えた21戦目は、一般A B（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で永森大智騎手（13戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた22戦目は、神峯山特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

8月3日、約5か月の休み明けで迎えた23戦目は、一般B3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた24戦目は、お疲れ山頭騎手特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（14戦6勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

9月7日、中1週で迎えた25戦目は、仁淀川特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（15戦6勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた26戦目は、ヨアソビ、永遠に特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（16戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた27戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、浦和・船橋・大井・川崎・高知ジョッキーズ（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた28戦目は、一般A B（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（17戦6勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったボーントゥレインに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月9日、中1週で迎えた29戦目は、濱尚美騎手を鞍上に迎えて、絶海池特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた30戦目は、鳥取和牛特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた31戦目は、田倉の予想な日々特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（18戦6勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた32戦目は、がんばれガッちん特別（高知ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

2020年2月21日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。