レーシングマーチ（2007年生、母レーシングスパイス）

レーシングマーチ（2007年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「走る＋行進」。毛色は栗毛。種牡馬のオペラハウス（当時19歳）と交配したレーシングスパイスが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）松平牧場。戦績は、中央平地13戦1勝、地方24戦2勝。主な勝ち鞍は2009年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松平牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月6日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。馬体重は406kg。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマーシュハリアーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2010年）

1月23日、中6週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

3月13日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

4月18日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

5月22日、中4週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

8月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。15着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月23日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、最後はパシャと並んで4着同着となった。

11月14日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

4歳（2011年）

2月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が鈍り17着に敗れた。

4月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

7月31日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。15着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた14戦目は、茶畑雄誠騎手を鞍上に迎えて、おしろいばな賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた15戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、阪急高速バス特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は茶畑雄誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた17戦目は、きんもくせい賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で茶畑雄誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた21戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1230m 雨/重）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

12月31日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、2011ファイナルステージ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5歳（2012年）

1月12日、中1週で迎えた23戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で渡瀬和幸騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた28戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のワールドオーザをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

5月10日、中6週で迎えた29戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

7月19日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、3歳以上C3三（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡瀬和幸騎手（9戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のホワイトスターズをアタマ差振り切って3勝目を掴み取った。

8月23日、中4週で迎えた33戦目は、3歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡瀬和幸騎手（10戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡瀬和幸騎手（11戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は三野孝徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい6着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた36戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた37戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。