ベデザンジュ（2017年生、母アナンジュパス）

ベデザンジュ（2017年5月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「フランスのニースにある湾。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時7歳）と交配したアナンジュパスが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上2勝クラス。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

5月16日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したスターライトジャズを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月7日、中2週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。17頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたエドノフェリーチェ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトレベーラに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月20日、中3週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝2500m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエクセレントランに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

12月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のディバインフォースをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。

5歳（2022年）

1月10日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの迎春ステークス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの早春ステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

4月17日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのサンシャインステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。