タニオブザライアン（1995年生、母ミラクルガール）

タニオブザライアン（1995年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時8歳）と交配したミラクルガールが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）まるとみ冨岡牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の粟島特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

1月6日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月19日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るスカイダンサーを鮮やかな末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

6月6日、中4週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定4歳500万下のべにばな賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下のアマリリス賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

9月13日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月27日、中1週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の習志野特別（中山芝1800m 雨/重）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したカルミナブラーナにクビ差届かず2着となった。

12月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の長篠特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

4歳（1999年）

2月28日、中9週で迎えた12戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の寒狭川特別（中京芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4月11日、中5週で迎えた13戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた14戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた17戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のアズサユミに3馬身の差をつけて2勝目を収める

7月17日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた19戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイースタンナントをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

8月29日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の魚野川特別（新潟芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。