オークヴィル（2008年生、母オーパスワン）

オークヴィル（2008年1月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「アメリカの地名。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時9歳）と交配したオーパスワンが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

3月5日、デビュー戦はU.リスポリ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は490kg。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4月30日、中7週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、勝ったブルースターにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月18日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

8月28日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

9月25日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のボンドストリートに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2012年）

3月11日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

7月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のリアリーラヴユーに2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

7月22日、中2週で迎えた9戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

12月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の浜名湖特別（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5歳（2013年）

2月9日、中9週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の立春賞（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

5月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の秋川特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

7月7日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。